楽園道楽

南国移住を夢見て、うっかり自分探しの旅にでてしまったワタシの記録

子離れ、できてますか?

こぶっち(5歳娘)がなんと、母離れ。

 

今まで、どんな日も、どんな時も、どんな状況でも、「おかあちゃ~ん」だったのが、
ある日、突然、なんの予告もなく、「お父ちゃんがいい」などと言い出した。

 

母:「お風呂はいろっか?」
こぶ:「お父ちゃんと!」
母:「寝よっか?」
こぶ:「お父ちゃんと!」
母:「こっちおいで~」
こぶ:「いや!お父ちゃんと!」

 

極めつけは、3人で出掛けた帰り、家の近所でご飯でも食べようかってことになり、
向かう途中で、旦那とワタシで意見が別れ、疲れていたせいもあり思いのほかスパーク。

 

キレた旦那が「もう帰る!」と言い出したので、「勝手に帰れ。こぶ!行こっ!!!」と娘を連れて行こうとしたら、なんと・・・


「お父ちゃんと!お父ちゃんがいいっ!!」


もう、青天のヘキレキ、寝耳に水、豚に真珠(違っ)!

 

ショックすぎて、「じゃぁ、お母さんだけ行く!!」と一人旅立ってしまったほど・・・。

 

しょうもねぇー・・・と思われるかもしれないが、私にとっては大事件。今までどんな時も母の味方だった娘が、ある日突然寝返ったんだもの!

 

育て方、間違えた?ワタシの心が狭すぎるのか??どうにもこうにも気持のもっていきようがなくなり、嵐のようなネット検索を開始。

 

検索ワードは、パパになつく、パパっ子、パパの味方etc・・・。

 

でるわでるわ。みんな似たような体験してますがな。パパになつきすぎてムカつく事例がわんさか!!

 

大半の母の言い分をざっとまとめると、

 

1、(旦那へ)普段から一生懸命世話してる私をさしおいて、おいしいとこだけ持っていきやがって!

 

2、(子どもへ)母の気も知らないで、父、父、言うんじゃねぇークソガキ!

 

というもので(ホンマか?)、ですよねー。わかる!わかるっ!!!と、かぶりつきで読んで癒された後に、児童心理学的なものも読んで、今度は理論的に理解する努力をしてみた。

 

4~6歳頃、それまではお母さんに守られて安心しきった世界にいた子供が、母子カプセルから巣立って一人立ちをする時期なのだそう。そして、その母子カプセルに風穴を開ける役割をするのが、外の世界担当の父(父性)。

 

うちのように、ある日突然かどうかは知らないけど、母親的なかかわり方よりも、父親的なかかわり方を好むようになるとのこと。

 

この母子カプセルを壊して外に出ないでいると、安心だけど、息苦しい。なんかもう無理っ!となるらしい。

 

また、この時期にちゃんと母子カプセルを脱出しとかないと、思春期頃にけつまづいたり、アダルトチルドレン化してしまったり、引きこもっちまったりと、後々、まずいことになることが多いらしい。

 

それは、かなりいただけない。

 

成長の一環なんですね?別に育て方しくじったわけじゃないんですね??

 

理屈は理解できた。

 

でも、なんかモヤモヤするっ!納得いかーーーーーーん!!

 

そうそう、この母子カプセル、夫婦仲が悪いとうまく壊せないらしい。母が夫の代わりを子どもにさせてしまうので、精神的父不在家庭ができあがり、カプセルがどんどん強固になっていくのだそう。

 

うちの場合、ワタシがせっせと強化していた母娘カプセルを娘に強行破壊されたような感じなんですが。

 

ぐ・・・、この敗北感。母娘関係でなくて、中途半端な夫婦関係、そっちの問題なのか?!。

 

と、打ちひしがれていたところに、神のようなひとことが!

 

「お父さんはレアキャラ」。

 

普段から接する時間が短いお父さんは子どもにとってレアもの。そのレアものと存分に遊べるのも、母から愛されているという安心感があればこそですよ。

 

だって。微妙な夫婦問題はとりあえず棚に上げて、今回はこの神のお告げのような一言にすがることにしよう。ありがたや、ありがたや。