楽園道楽

南国移住を夢見て、うっかり自分探しの旅にでてしまったワタシの記録

スナック嫁

こぶっちを寝かしつけた後、眠りの国から私が復活すると、

旦那が酒とおやつを用意して待っていた。

 

この”スナック嫁”を旦那は楽しみにしているようで、うっかりこぶっちと一緒に寝落ちしてしまうと、とっても不機嫌になる。

まぁ、旦那の機嫌はどうでもいいのだが、

「フラチップスとチョコを交互にエンドレスに食いたい!」と心底思っていたので、

なんとか眠りの国から脱出成功。

で、またもやうっかり南国移住に向けての、妄想会議が始まったんだけども、

 

旦那:「南国移住するにしても、わしらのことはまぁいいとして、こぶっちにとって何が一番いいんかってのが解らんよな。」

 

ワタシ:「そーなん。(こないだと打って変わって現実的やな。)とりあえず、親が楽しそうにしとったらいいんちゃう。」

 

旦那:「でもさ、お父さんボロボロの穴あいたTシャツ着て、毎日釣り行って、今日も釣れんかったわー言うて、いっこも金ない、みたいなんやったどうよ。嫌になるんちゃう?」

 

ワタシ:「なるやろうけど、あんたが会社行って、金稼いで、そこそこの生活さしてもろて、わしはお前らのために好きなこともせんと、嫌な仕事も我慢してきたんじゃぁーってやっても、どうせ嫌われるから大丈夫やで。どうせ、どっちにしても嫌われるんやったら、自分だけでも楽しいほうが得ちゃう?」

 

旦那:「いや、嫌われるんはいいねんけどさ、環境がよ。どっちがいいんかな。」

 

ワタシ:「さぁ、わからん。あの人にとってどんな環境がいかなんて、ワタシが思うにこれがいいんちゃうしか、わからんもん。で、ワタシは親がストレス溜めてないのがいいんちゃうと思ってるけど。もぉうちの親、最悪!やけど、なんか楽しそう、と思われてるほうが笑えるやろ。」

 

旦那:「でさ、今となっては、仕事とか住んでるとこ、経済状況までを含めたものが自分ってなってて、例えば、わしがボロボロの穴空いたTシャツきて、空缶拾ってたら、今の知り合いとか、皆離れていくとおもうねん。」

 

ワタシ:(ワタシの意見は無視かいっ)「自分そのものだけでは価値がないってこと?」

 

旦那「:そう。いまとなってはね。あんただってそうやで。」

 

ワタシ:「まぁ、そうかもしれんけど。でも、例えば、私が空缶が心底LOVEやって、もぅ空缶を集めるのが楽しくってしょうがない、人生は空き缶だーーー!って思いながら空き缶を拾ってたら、今の知り合いは離れていくけど、きっと新しい人が集まってきて、それはそれで、楽しいんちゃう。残念ながら、空缶そんなに好きちゃうけど・・・。」

 

旦那:「・・・。でさ、こぶっちにとって、どんな・・・」

 

ワタシ:「もぅいい。寝る。」

 

スナック嫁、閉店。ガラガラ。